URL(パーマリンク)の検討(総論)

Webサイト内の各ページのURL(パーマリンク)は「パーマ」が恒久・不変を意味する「パーマネント」(permanent)からきているように,なるべく変わらないことが求められます。このことについてはW3Cの文書Cool URIs don’t change(日本語訳クールなURIは変わらない)でも述べられています。

簡単に言うと特定のページには常に同じURLが対応するようにしてリンク切れが起きないようにということです。一度URLを決めたら変えないようにするということですね。

URLが変わってしまうと変更前のURLをたどって目的のページにたどり着けないという訪問者にとっての不利益だけでなく,それまでの被リンクやSNSでのシェアを失ってしまうというサイト運営者側にとっての不利益もあります。

どんなURL構造をとろうとも,一度決めたら絶対に変えないというポリシーを貫くだけである程度実現できるともいえます。とはいえ,Webページを公開している環境によって変わらざるをえなくなったり,うっかり変わってしまいやすい構造もあるでしょうし,詳細に設定したものの厳しすぎて自分で守りきれないルールになってしまうこともあるかもしれません。

ということで,環境による影響を受けにくく,自分でも守りやすいURL構造を考えておくべきでしょう。いったん決めたら変更しないという目的である以上,なるべく早い段階で決めておくとよいと思います。

URL構造を考える上では次のことがポイントになると思います。

  • なにを構成要素にするか
  • どんな形式で記述するか

次の記事からそれぞれについて考えていきたいと思います。

参考